2018年最高だった百合作品

おばんです、最近対戦ゲームで抱えるストレスがマッハの田中です。向いていないのかもしれません...、大人しくOxygen Not Includedします🤤

今年は去年にも増して百合に触れる機会を多く持ちました。最高の一年でした。 最高の一年ついでに、見た作品をまとめます。もし気になるものがあればぜひ見てね!

(あと2018年と書いたけど「今年見た」という意味で、2018年発の作品以外も入ってるかもです🙏)

アニメ

『リズと青い鳥』 京都アニメーション

童話を元にしたオーボエとフルートの掛け合いがあるソロ曲「リズと青い鳥」を通して、それぞれを担当する親友同士の高校3年生二人が主人公のお話。
最後のコンクールに向けて練習を重ねながら、学校生活や練習の日々の中でどこか噛み合わない二人の心情は、どう変化していくのかー。

静寂の中に存在するかすかな音の表現、声優さんの演技や場面から、常に身体に打ち付けられる純度100%の百合エネルギー。 息を飲む音、こらえる音の演技が他の作品ではとてもできないものがありました。 一挙手一投足が主人公二人の心情と周りの環境を表すものになっていて、こんなに完成された百合作品がかつてあっただろうか、いや、無い(反語)。

劇場で3回、ブルーレイで1回見ていますが、何度見ても見終わったあと言葉を失ってしばらく放心してしまう。 会社で上映会したとき、作品初見の人や普段百合作品を見ない人を交えてもこの現象は起きたので、『リズと青い鳥』という作品はすごいんです。 劇場版ならではという感じで、テレビシリーズだった『響け!ユーフォニアム』では出来ない贅沢な間の取り方が百合を描くのに適していたと感じます。

この記事はランキングというわけではないけど、2018年堂々の第一位はリズと青い鳥です。。。 公開が4月でしたが、今年一年で一番の生きる支えであり、生きる辛さになりました。リズのおかげで生きていると言っても過言ではない。 熱が入りすぎたので、リズはまた別記事でまとめるかもしれません。

『響け!ユーフォニアム』 京都アニメーション

『リズと青い鳥』は『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ作品、という関係です。

こちらも高校の吹奏楽部のお話で、音楽をテーマにした登場人物の心理描写や成長が描かれていて最高です。 個人的には先輩後輩のペアと親友(悪友?)二人同士のペアが好きすぎます。。。 今度の新作劇場版が楽しみで仕方ありません。

『SSSS.GRIDMAN』 TRIGGER

ロボット・ヒーローものの要素をメインに、友人関係や青春を全部描いちゃったぜ!みたいな作品。 「昔は仲が良かったけど、最近疎遠になってしまった」関係から始まる、敵と味方のヒロイン二人の関係が尊すぎました。 なんとなく気にかけてしまうお互いの関係、敵方の女の子の心理的なもろさ、それを支えるもう片方の子の芯の強さなどご飯三合食べられます。

グレンラガンやキルラキルのトリガーが作っているからか、各所に散りばめられたフェチに愛を感じる作品でした。

『少女歌劇レヴュースタァライト』 キネマシトラス

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX1

少女☆歌劇 レヴュースタァライト Blu-ray BOX1

舞台に立つ女の子を養成する学校で繰り広げられる、トップスタァを目指す9人の女の子達が繰り広げる、レヴューの物語。 戦いの中で見事1位に輝いたトップスタァは、なんでも願いを叶えられる。

女の子同士の日常と戦いの間で揺れ動く心理表現が、作画の細かさと相まって神がかっていました。 演出やストーリー構成が完璧すぎて、全12話の中で3度は「また1話から見直したい!」となりました。 実際面白い。

ネット上では演出が似ている部分もあったため「(少女革命)ウテナだ」と言われることが多かった。 でもウテナは男女の関係性であったり、性に言及する描写が多かったりテーマでもあったけど、レヴュースタァライトはまた別のものを描いているので、自分は違うものだと思った。 (ウテナも面白いよ)

商業マンガ

『2DK、Gペン、目覚まし時計。』 大沢 やよい

2DK、Gペン、目覚まし時計。: 1 (百合姫コミックス)

2DK、Gペン、目覚まし時計。: 1 (百合姫コミックス)

百合にハマって、社会人百合というジャンルを知ったのがこの作品でした。 働く女性二人(と周りを取り巻く人々)の夢とか恋とか現実とかを描いた、勇気付けられる作品です。 最終巻を迎えてしまって悲しい...。

『ふたりモノローグ』 ツナミノユウ

「「ふたり」」「「モノローグ」」、なんだよなぁ...。

ギャグ百合マンガの皮をかぶった少年漫画のような正統派百合マンガだと思います。 主人公の二人は、昔仲が良かったけれどうまくいかなくなってしまったところから再会して気まずい、でも仲良くなってー、から始まる話です。

登場するキャラクターの多くはなにかしらトラウマを抱えている。 それぞれのキャラクターが関わりの中で、そのトラウマを乗り越えたいとか、変わりたいという想いから少しずつ成長していく話で、胸がアツくなる。。。

2018年末までは無料で全話読めるそうです。1話ずつが軽いので、まずは軽い気持ちで7話まで!ほんと!お願い読んで!

cycomi.com

『はなにあらし』 古鉢るか

「私の親友は、私の恋人です。みんなにはナイショ。」

もともと親友の女子高生二人の、初々しい恋愛模様。 身長差萌え。 はい尊いの嵐。

舞台が仙台で、自分も仙台出身なのでふと出てくる街並みが懐かしくなったり、多分モデルになっている女子校(?)がわかるので楽しさ2倍です。

最新一個前と、3話まで無料で読めます。

www.sunday-webry.com

『総合タワーリシチ』 あらた伊里

負けず嫌いな子と成績優秀だけど他が鈍感な主人公2人と、2人を取り巻く登場人物のオムニバス作品。 全ペアが尊い。 シチュエーションと関係性の変化の嵐で、細かい掛け合いが凄まじい密度で込められていて楽しい。 「可愛い」が無限に広がっているのと、「あっ、この作者の人この作品とキャラ達のことがすごく好きなんだ!」がわかる。 それぞれのキャラが立っていて、たぶん「キャラが勝手に動く」タイプの作品。

『とどのつまりの有頂天』 あらた伊里

とどのつまりの有頂天 1 (ヤングキングコミックス)

とどのつまりの有頂天 1 (ヤングキングコミックス)

『総合タワーリシチ』作者の最新作! 田舎っ子と美人のデレとちょっとのすれ違いが嬉し可愛い! 雰囲気は変わらず!リシチとどちらから始めてもオッケー!

『付き合ってあげてもいいかな』 たみふる

のちのち紹介する同人誌版が注目を浴びて、Web連載からの単行本化の流れとなった本!

ゆるい軽音部で同じバンドになった女の子二人が付き合うお話。 ちょっとエッチ。(個人的にはだいぶエッチだと思う。)

男も女も登場キャラみんな可愛い。 主人公二人の、過去の恋愛経験などからくる恋愛に対する考え方が違くて可愛い。 ずっと一緒にいる関係として幸せになる二人ではない気がするけれど、お互いがこの時に必要な関係だと思えるもので人生を感じて良い。

1話がWebで無料で読めます。

www.urasunday.com

『草薙先生は試されている。』 安田剛助

『私と彼女のお泊まり映画』作者の最新作。

親友であり、過去(というか引きずって今も)の想い人を引きずる学校教師と、その想い人の娘との間で起こる年の差恋。 想い人の娘だから気にしてしまう心を抑えたい気持ちと、いやいやいうて可愛いし昔のあの人にそっくりだし辛抱たまらん...!なシリアスとギャグの甘いしょっぱいが美味しい作品です。

Webで全部読めるので、お試しや最新を追いたい方はこちらから。 https://sai-zen-sen.jp/comics/twi4/kusanagi/

『ララバイ・フォー・ガール』 松崎夏未

ララバイ・フォー・ガール (フィールコミックス)

ララバイ・フォー・ガール (フィールコミックス)

短編集。 時間の経過とともに成長し変わる女性がテーマとして描かれていて好き。 青春の中の刹那的な一瞬であったり、大人になるってどういうことかみたいなことが描かれていて、男性では表せないものなんじゃないかなと感じて憧れる。

一番最初の、優等生がギャルと触れ合うことでものを考えるようになって、大人になっていく話がすこすこのすこで、拙者こういう話大好き侍。

『指先から滑り落ちるバレッタ』 つつい

短編集。 違うタイプの二人が関わり合って感情が爆発しがちな話が多くて好き。 守備範囲は学生〜社会人百合。

一通り読んだ後で、表紙をもう一度見ると、あ^〜ってなる。 あと結婚ネタしんどい......しんどい......。

同人マンガ

『好きじゃないけど好きな人』 くわばら、Sal Jiang、ユニ、たみふる

yurikuzu.booth.pm

複数作家が短編をまとめてるやつで、帯のキャッチが「下衆×百合」。エッチ。 集まった作家陣でも「下衆百合」と称されている模様。 はぁ〜、「下衆」というワードを打ち出すなんと新しきことか。

肉体的にこじらせてたり、精神的にこじらせてたり、ここまでのは他では見られない偏りバツグンの同人誌。 作家陣が、好きでいつも追っかけていた方々が集まっていたので俺得すぎました。

『今、何考えてた?』 くわばら

www.melonbooks.co.jp

痛い!痛い、けど...。

ふとしたイラつきから友達を殴る妄想から始まる物語。 どこからくるかわからないけれど、「ブチ壊してしまいたくなる」感情とか、外では言えない薄暗い気持ちが描かれていて、どこか共感してしまって、好き。

『TANKOBU』, 『TANKOBU2』 くわばら

kuw8ra.booth.pm

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かつて部活のライバルだった二人、ケンカップル仲良く喧嘩しろ〜、な作品。 ただバッチバチにライバルということでもなく、ミステリアス・シリアスな雰囲気で進む中で二人の関係が進展するのが、独特な雰囲気。

『離れづらい朝』 くわばら

kuw8ra.booth.pm

TANKOBUの続編にして完結編。エッチ。

遠距離恋愛の関係になった二人が、お泊まりデートともに将来を考える話。 子供でもなく大人でもない二人が、大人になりかける段階で将来を考えていくの大好き侍の諸氏に読んでほしい!

『うそでも笑って暮らそうよ。』 たいぼく

COMIC ZIN 通信販売/商品詳細 うそでも笑って暮らそうよ

VTuberの「中の人」をテーマにした作品。 ここ半年〜1年弱のVTuberブームをリアルに追ってないと描けない話だ〜!って感じるのでバーチャル界隈好きな人に読んでほしい。 「もしかしてどこかの世界の中の人同士では、こんなことあるのでは...」とどこか頭の片隅で考えてしまうものが具現化されていて、てぇてぇ。

『沖縄に夜の魚』 たいぼく

yurindie.hatenablog.com

先輩が後輩(?)と沖縄旅行に行く話。沖縄に行きたくなる。 女の子二人のデートはこんな感じであってほしい!そして溢れるEmo。

ナクヤムパンリエッタ

ア

『Girlfriend』 シカヲ

親友の女の子が自分には見せない表情を、他の女の子にしているお話。 その親友が一番好きな子に見せる笑顔が好き、というお話...。 でも暗いわけではなくて、爽やかに二人の友達としての関係が続く。

叶う/叶わないにオチがちな百合作品が多い中で、「こういう百合も良いんだよ、こういう百合も」を思い出させてくれます。

『純情ミルクティー #2』 シカヲ

上で紹介した『Girlfriend』の、親友の女の子と、その子が一番好きな子のお話。 親友の女の子は優等生・超可愛いタイプで、その対比として出てくる一番好きな子はギャル。 お互いにないものに魅かれてか、意図せず好きになっていくやつ。

#2とあるように、2冊目らしいのですが、 #2 から入ってしまいました...orz

『付き合ってあげてもいいかな』 たみふる

booth.pm

先述した『付き合ってあげてもいいかな』の同人誌版。 商業版では描かれていないときの二人の話が描かれていたり、ちょっとゲスかったり、ちょっと暗かったりする話がある。 商業版と合わせて読んで、2度美味しい。

『付き合いきれない毎日』 たみふる

booth.pm

『付き合ってあげてもいいかな』の同じ話の別時系列作品。主人公は一緒。 本編がストーリー仕立てなのに対して、こちらは主人公二人の日常を3, 4ページでまとめた短編集的なもの。 デートの話とか飲みの話とか、同じバンドメンバーとの話があったりして本編を美味しく補完してくれます!

『付き合ってやってよ』 たみふる

booth.pm

『付き合ってあげてもいいかな』の同じ話の別時系列作品。主人公は一緒。 みわちゃん(黒髪ショート美人の方)と別な女の子との話。 本編と別の関係性が描かれていて、本編登場キャラの別の顔が見られて美味しいです!

『付き合ってないけどやりました』 たみふる

tamifull.booth.pm

『付き合ってあげてもいいかな』の同じ話の別時系列作品。主人公は一緒。エッチ。 ぜっっったい二人は添い遂げる関係ではないけど、この時必要な関係だなー!っと感じる話です(個人解釈)。 タイトル通りの話です。

『ペンライトより光って』 ヨルモ

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冴えない地味な子と読モをやるくらいのイケイケギャルのお話。 地味な子はアイドルオタクで、その子がアイドルに向ける目を自分にも向けさせようとするギャルの子。 二人が「特別」同士になるために、成長していくまでの話。

表情で心理状況を表すのがうまくて、キラキラ眩しくて好きな絵でした!

『来週、雨が降ったら』 紫のあ

booth.pm

ふと出会った二人が傘を貸す関係から始まるお話。 「次に同じ駅で会う時に傘を返す」という名目でで、返さずに会い続ける。 絵・表現・待ち合わせという掛け算で導き出される詩的で綺麗な物語。 ふとした一言から意識してしまって、意識してしまうと終わってしまう、吊り橋のような関係が綺麗なので、気になったら読んでほしい。。。

『秘密』 Sal Jiang

saljiang.booth.pm

抑圧された家庭で育った女性が髪を切り、ボーイッシュになり、新しい街で出会った本屋の店員に恋するお話。 お互い魅かれ合うけれど、店員の子には男性だと思われたまま関係は続く。 顔の良いボイが良い。。。

『彼女の罠』 Sal Jiang

saljiang.booth.pm

和菓子屋の娘と美人お姉さんのお話。エッチ。 美人お姉さんの私生活をふと覗き見てしまって、女性同士の関係を意識しだしてしまう関係。 お姉さんの色香に惑わされて、完全に罠にかかってしまう和菓子屋の娘。年の差も美味しい。

『糖分事件簿』 くわばら

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「ケーキバース」という食人人種(フォーク)と捕食される人種(ケーキ)がいる世界観の短編集。 世界観から見て取れるように、メンヘラ関係やメリバが続くので、人を選ぶテーマかもしれない。

ケーキバースをこの作品で初めて知りましたが、ジャンルとしてあるみたい👀 個人的にはくらーい話が好きなので、ケーキバースもっと掘り下げたい気持ちが芽生えました。

好きすぎた作家さん

好きな作家さんに偏りがあって、好きすぎるのでどこが好きか書いてみる。 気になって読んだ作家さんがいて、共感してもらえたら嬉しい☺️ こっちから作品が気になって、見てもらえるのも嬉しい☺️

くわばらさん

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幸せな話も好きだけど、暗い話も好きで、いっぱい描いてくれるので好き!やったー! ニヒルな顔とか、ドン引きの顔とか、いろんな意味の限界を感じている描き方が本当に好きです。

Sal Jiangさん

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リアルな大人百合が本当に好きで、ひたすらにその百合の「つよさ」に魅かれる。 女性の丸さの描きわけが良くて、「アァ...、これすごく好きですごくフェチを感じて描いてらっしゃるな...」が伝わってきて好き。

たみふるさん

[https://twitter.com/tmfly:embed:cite]

輪郭や線が丸くて可愛い。 話の作風のリアルさと絵柄のバランスがとれていていつも楽しい! キャラ同士の「いろいろな」絡みが人を感じる。

たいぼくさん

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歪み方、偏り方が他では絶対に無い作風で好き。 なに食べたらこんな設定をこんな風に描けるんだろうと、各作品で毎回感じる。 百合以外の本も精神的にエッチで好きでした。

あらた伊里さん

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可愛いの密度と速さに勢いあって好き。 そう、密度と速さ。 間を取る百合が多い一方で(もちろん間をとるところは取っているけれど)、すごい速さでキャラのコミュニケーションが走るので、シリアスとの落差が大きくてドラマチックになっていて、独特のワールドを作り出してる。👀

さいごに

2018年は百合が一気に加速した一年だったように感じます。

例えばこれまでもいくつか百合作品はアニメ化されてきましたが、恋愛について強く触れて強く百合を前面に押し出した『citrus』や『やがて君になる』がアニメ化されたのが印象的でした。 百合というジャンルを知らなかったという友人からも、「タイトルを耳にしたことがある」と聞きました。

一方でこれまで長く続き親しまれてきた『2DK、Gペン、目覚まし時計。』が完結したり、『あの娘にキスと白百合を』も終わりが近いというちょっと寂しい話もあります。仕方のないこととはいえ、本当に寂しい。。。


個人的な話では同人誌をいっぱい書いました!これまでTwitterでしか見ていなかった作家さんを追いかけて、作品を買って、BOOTHで気持ちばかりのBOOSTをして応援したり...。 百合作品を描いてくれる尊い方々に、描き続けてもらうためにお金落とすし百合広めるよ!💪

消費してばかりでは歯がゆいので、来年は百合同人誌を出します!作家さんたちと百合語りたい...。同じ土俵に...。絵を描くぞ...!