転職します。百合転職します。
はじめに
おばんです、5月で転職をする田中です。
ということでこれは転職エントリーです。 前職へのお気持ちは会社のブログに書いたので、こちらのブログではもっと個人的な感情や考えについて書きます。
心や感情を大切にしたい
僕は人の心の変化を描いた作品が好きで、人と人との関わりによって起こる変化が好きです。感情の揺れ動きが好き。BLでもそれ以外のものでもなんでも見るけど、そういうテーマを描く作品が多いので、特に百合が好きです。
仕事なんかに忙殺されていると自分の心の揺れ動きについて鈍感になる感覚があります。こういう作品に触れていると、自分が鈍感になっている部分に気づかせてくれたりするので心の栄養補給につながったりします。尊い。
自分がどんなものに心を揺さぶられるかというと、ごく一部だけどこんなの。
『キャロル』
- 逃避行から現実に向き合って、どう生きていくか選択する二人
- 「心に従って生きなければ、人生なんて無意味よ」
『名もない雨』
- 死について考えるし、後悔なく生きたいと思う
- まわりに居る人との関係性を考える
『リズと青い鳥』
- 音、言葉、しぐさ、足取り、目線、全てに感情や意味が乗っていて、演奏表現に乗ってくる
- 音に当てられて泣き出す吹奏楽部員と映画を見ている僕たち
- 将来を選ぶということは、選ばなかった人生もあるという青春
『たまこラブストーリー』
- 人が関係しあう中で発生する優しさが詰まってる
- ちなみにももせさんという方の「もちたま」と「みどたま」が尊い
椎名林檎
- 変化が歌や作品から見受けられるし、なにより年を重ねるごとに、表現が変わっているのがすごく好き。
- 『本能』からの、出産・子育てを経た上での『ありきたりな女』
- と思いきや、『カプチーノ』のような少女みある曲が飛び出てきて萌える
こんな作品に影響を受けて自分は生きているのですが、
- さて自分の人生にはなにがあったっけ
- 誰かに影響が与えられるっけ
- この選択肢で良いんだっけ
という想いが強くなっていきました。
こんなに素晴らしいものが世の中には溢れているのに、俺が今表現しているものはなんだ?自分の気持ちを表せているのか?世界を作れるのか?
後悔のない方に転がす
作中の登場人物はみな選択して決断していたし、作っている人は作品を通してそういう世界を表現しています。
感情的すぎたり、作品にアテられてしまっているかもしれないけれど、今の自分のあり方は全然心が揺さぶられなかったし、作るものを通して他の人になにか影響することもできない。少なくとも自分が共感できないと価値を出せないと思いました。このままだと後悔すると思って、別の環境に身を置こうと転職を決意しました。
さいごに
次の転職先はピクシブ株式会社です。
昔からpixiv本体のアプリにはお世話になっていたし、同人誌を書いた経験からBOOTHを使い始めたのがきっかけです。クリエイターをサポートするためのサービスづくりに共感して決めました。作家さんの創作活動に少しでも貢献できれば、最高です。
こう決断して、こう動いているのは、数々の百合作品と出会えたからです。だから今回の転職は、 百合転職です。
前職のDevelopers.IOにはもう書けませんが、QiitaやTwitterなどで技術系の情報発信は続けていくつもりですので、乞うご期待!